来春新卒予定者の採用活動
8月は、大学の休みを利用して地元(地方)で就職活動をする学生の動きが活発になります。そうした動きにあわせて、会社説明会を実施するのも1つの方法です。
また、中小企業の新卒採用では、個人対個人の関係構築が重要です。そこで、あわせて活用したいのがスカウトサイトです。企業から学生へオファーする逆求人サイトは、就職活動をする学生にとっては当たり前になりつつあります。ほかにも、採用広告メディアや人材紹介会社をできるだけ通さず、直接的にアプローチして採用するダイレクトリクルーティングや、SNSを活用した求人も増えているようです。
各社の求人方法も多様化しています。採用予定に対して応募状況が芳しくない企業は、これまでとは違ったアプローチも試みてください。
48ページでは、学校のキャリアセンターとの付き合い方を紹介しています。
夏場の健康管理
夏場は疲労がたまりやすい時期です。疲労が原因で業務災害や通勤災害などが発生することを防ぐため、就業中は適度に休憩させるなど、社員の健康管理と安全対策を徹底しましょう。
節電対策で冷房の温度を高めに設定している事業所が多いと思いますが、屋内にいても、脱水症状や熱中症になることがあります。自己管理を徹底させ、仕事中もお互いの健康状態を確認しあいましょう。
パート・アルバイトのシフト管理
夏物商戦の期間中、パート・アルバイトを増員している企業では、個々のスケジュールを把握して、早めに勤務シフトの調整を行ないましょう。
一定の条件を満たせば、パート・アルバイトにも年次有給休暇を付与する義務が生じます。繁忙期に人手不足に陥って業務に支障が出ないよう、シフトの管理には十分留意してください。
交通事故発生時の対応確認
2018年の交通事故死者数は全国で3532人(前年比マイナス162人)でした。交通事故死者数は減少が続いており、2017年は統計開始以来、過去最少を更新しましたが、2018年はそれをさらに下回る結果となりました。
死者数は減ってきていますが、悪質・危険な運転による重大な事故も後を絶ちません。安全教育が重点的に行なわれるのは入社時や事故発生時が多いですが、慣れによる油断、加齢に伴う身体能力や判断力の低下も想定されます。勤務年数や年齢に応じた教育プログラムなど、社内の交通安全教育に力を入れましょう。
また、社員が業務中や通勤途中に交通事故を起こしたり、巻き込まれたりした場合の対応(事故直後の対応)などについても、きちんと確認しておきましょう。