来春新卒予定者の採用活動
来春高校卒業予定者については、9月5日以降、学校推薦の応募受付が始まります。9月16日からは、面接等による採用選考も可能になりますので、推薦文書や応募書類をもとに候補者の選考を進めましょう。重点校に絞って採用活動を行なうのも有効です。
大学・短大等卒業予定者の採用活動も大詰めを迎えます。内定後に辞退者が出ないよう、入社時期まで定期的なフォローを続けることも大切です。
月刊「企業実務」9月号では、採用活動の「スマホ対応」のコツを紹介しています。
厚生年金保険料率の改定
厚生年金保険の保険料率は毎年0.354%(坑内員・船員は0.248%)ずつ引き上げられており、2017年9月(10月末納付期限分)以降は18.3%で固定される予定です。
2016年9月(10月末納付期限分)からの一般被保険者の保険料率は18.182%(改定前は17.828%)です。坑内員・船員の保険料率は、18.184%(改定前は17.936%)です。
労働衛生面のチェック
9月は、10月1日から始まる「全国労働衛生週間」の準備月間です。
労働衛生面の管理不備から労災事故につながるケースは少なくありません。あらためて職場の作業環境や健康管理の見直しを図りましょう。
とくにコンピュータ作業における労働環境の改善、過労死などに対する抜本的な対策は重要な課題です。
また、従業員数50名以上の事業所では、11月30日までに、第1回目のストレスチェックを実施する必要があります。まだ実施していない事業所では準備を進め、実施後には適切なフォローも行なうようにしましょう。
秋の健康診断の実施
秋は健康診断のシーズンです。
定期健診の実施にあたっては、早めに健診機関と日程等を調整のうえ、社員に日時・場所を周知徹底しましょう。
社員の健康増進の推進
厚生労働省は、生活習慣病の特性や個人の生活習慣の改善の重要性についての理解を深めて健康づくりを促進するため、毎年9月を「健康増進普及月間」と定めています。
生活習慣病や健康に関する情報を提示したり、勉強会を開くなどして、社員のセルフケア意識を高めましょう。
障害者雇用の促進
9月は「障害者雇用支援月間」として、障害者の職業的自立を支援するための様々な啓発活動が展開されます。
法定雇用率をこれから満たす必要のある企業は、自治体主催の合同面接会や障害者就職支援セミナーなど、この時期に実施される支援策の活用を考えるとよいでしょう。
社員の異動状況の把握
秋は、春の年度替わりに次いで異動の多い時期です。転勤や結婚などにより社員本人・家族の異動があった場合には、社会保険関係の法定事務のほか、住宅手当や家族手当の変更といった社内事務も発生します。社員から速やかに異動届の提出を受けるなど、手続きにモレがないようにしましょう。