国際的なリスクへの備え
国際情勢が予見しがたいなか、わが国の企業が国際的な事業展開を安定的に行なうことができる環境を整備するために、新型コロナウイルス感染症等を踏まえた対応、サプライチェーン強靭化、国際連携強化の観点から検討されているのが貿易保険法の改正です。
プラント建設工事の中断等による追加費用を対象とする貿易保険の補填事由を感染症を含む非常リスクに拡大するなどの改正貿易保険法案が閣議決定されました。今通常国会に提出される予定です。
旅券申請をオンライン化
「デジタル・ガバメント実行計画」に基づき、パスポートの発給申請手続きのオンライン化を実現するための旅券法の改正法案が閣議決定されました。
自民党はこの改正により、令和4年度中のオンライン申請の運用開始を目指すとしています。
鉄道運賃・料金制度の見直し
交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会鉄道運賃・料金制度のあり方に関する小委員会が、今日的な視点から鉄道の運賃・料金制度についての検証を進めています。
鉄道事業を維持するため運賃の大幅引上げにつながる鉄道事業法の改正も予想されます。