衣更えの実施
社員に事務服・作業服を貸与している事業所では、冬服への衣更えを実施するところが多い時期です。この機に社内の身だしなみや服装のコードについても再確認するとよいでしょう。
社内外の慶事への対応
秋は慶事のシーズンです。社員や懇意にしている取引先担当者等の子女の結婚や慶事に際して、祝金をいくら包めばよいか迷うこともあるでしょう。そこで、慶弔について取扱全般の規程をつくっておくと便利です。
贈答に際しては、マナーやタブーにも注意したいところです。相手に不快感を与えないよう、基本的な事項を押さえたうえで、地域性や相手との関係も踏まえて柔軟に対応しましょう。
社内レクリエーションの実施
気候が穏やかになり、社員旅行や運動会など、社内レクリエーションが盛んに行なわれる季節になりました。
近年は、社員同士のコミュニケーションの活発化などを目的に、社内行事の効能が再評価されています。
レクリエーションの実施に際しては、詳細を記した資料をきちんと保存しておきましょう。かかった費用は社会通念上相当な金額であれば、福利厚生費や交際費等とみなされ、税務調査の際に有効な証拠資料となります。
また、実施後に課題と感じたこと、トラブルになったことなども、申し送り事項として記録しておくと、次回以降の参考資料として役立ちます。
歳暮・年賀状の準備
歳暮に関しては、昨年の贈答実績や取引先一覧などをもとに、贈り先の住所や役職等を更新・確認しながらリストアップを行ないます。あわせて贈答品選びにも取りかかりましょう。
また、お年玉付き年賀葉書の発売は11月からです。その準備として、各部署の必要枚数を把握し、購入予定数を取りまとめておきます。
取引先の与信管理の徹底
取引先の経営状況に関する情報は、直接先方と接触している営業担当者から集めるのが最もよい方法です。
年末の資金需要期は、とくに念入りに取引先の売掛金管理や与信管理を行ないたいところ。管理部門としても、営業担当者と密に連絡を取り合い、取引先に何らかの変化があった場合は、こまめに報告してもらうようにしましょう。
【関連記事】「取引先リスク管理Ｑ＆Ａ」（連載）
