衣替えの実施
社員に事務服・作業服を貸与している事業場では、冬服への衣替えの実施が多い時期です。これを機に社内の身だしなみや服装のコードについても再確認するとよいでしょう。
社内外の慶事への対応
秋は慶事の多いシーズンです。社員や、懇意にしている取引先担当者の結婚などの慶事に際して、祝い金をいくら包めばよいか迷うこともあるでしょう。そこで、慶弔について取扱い全般の規程をつくっておくと便利です。
贈答に際しても、相手に不快感を与えないよう、基本的な事項を押さえたうえで、柔軟に対応しましょう。
社内レクリエーションの実施
気候が穏やかになり、社員旅行や運動会など、社内レクリエーションが盛んに行なわれる季節になりました。
近年は、社員同士のコミュニケーションの活発化などを目的に、社内行事の効能が再評価されています。
レクリエーションの実施に際しては、詳細を記した資料をきちんと保存しておきましょう。かかった費用は、社会通念上相当な金額であれば、福利厚生費や交際費等とみなされ、税務調査の際に有効な証拠資料となります。
また、実施後に課題と感じたこと、トラブルになったことなどについて記録しておきましょう。
歳暮・年賀状の準備
歳暮に関しては、昨年の歳暮とことしの中元の贈答実績のほか、取引先一覧などをもとに、贈り先の住所や役職等を更新・確認しながらモレのないようにリストアップを行ないます。
あわせて、贈答品選びも早めに取りかかるようにしましょう。
また、2024年用の通常の年賀はがきは11月1日から販売されます。
各部署の必要枚数を把握し、購入予定数を取りまとめておきます。
取引先の与信管理の徹底
東京商工リサーチによると、新型コロナウイルス感染症が5類に移行した5月の中小企業の倒産件数は704件、6月は770件、7月は758件でした。これらの数字はいずれも前年を大幅に上回っており、コロナ禍以後も資金繰りに難渋している企業が多いようです。そのため、各企業においては、例年にも増して与信管理業務の重要性が高まっています。
取引先の経営状況に関する情報は、直接先方と接触している営業担当者から集めるのが最もよい方法です。
年末の資金需要期は、とくに念入りに取引先の売掛金管理や与信管理を行ないたいところです。
管理部門としても、営業担当者と密に連絡を取り合い、取引先に変化があった場合は、こまめに報告してもらうようにしましょう。