年始の行事運営
年始の関連行事は簡略化される傾向にありますが、新しい一年に向けて経営活動のスタートを切る日です。経営トップから年頭にあたっての経営姿勢や抱負、事業計画を発表したり、社員に対する期待などについて話すことで社員が心を新たに気持ちも引き締まり、目的を共有して仕事に取り組むことができるでしょう。
社外でイベントを行なう場合は早めに開催場所を押さえ、会場設営の手順などもマニュアル化しておくと役立ちます。
年始回り・賀詞交換会などへの対応
年始の挨拶回りは、取引先などに出向く人と、年始の挨拶を受ける人を決め、出向く人には年賀として持参する品物を配付します。
こちらから出向く際は、効率的かつ効果的に回れるようにスケジュール等の調整を図ります。
なお、年始回りは、遅くても1月15日(小正月)までに済ませ、訪問する時間は昼食時を避けた11 ~16時頃がよいとされています。
業界団体・各種組合などが催す新年の名刺交換会・賀詞交換会に出席する場合は、早めに出席者を決め、主催者に連絡しておきましょう。
年始の事務手続き
年末年始の休暇中に届いた郵便物などの文書類を配付します。
こちらから出していない相手から年賀状を受け取った場合には、速やかに返礼を出します。先方に届くのが1月7日(関東で一般に松の内とされる期間)を過ぎてしまいそうなものは、「寒中見舞い」としましょう。
受け取った年賀状は、発送先リストや住所録等と突き合わせ、住所、役職などに変更がないかチェックします。変更があった場合は、住所録などに反映させます。
また、2020年の行事日程・就業に関するカレンダー・七曜表を社員に配付し、今後1年の行事日程や休日等の周知徹底を図ることも大切です。
就業カレンダーの配付
自社の営業日や休業日、行事などを周知するため、取引先等に就業カレンダーを配付します。本来は年内に配っておくべきものですが、新年の挨拶とともに手渡してもよいでしょう。
文書の整理と保存・廃棄
源泉徴収簿は、源泉徴収票の作成が終了した時点で前年分を閉鎖します。
暦年で区分している他の保存文書についても、すべての処理が終わったことを確認したうえで、法定保存年限や社内規程に従って整理しましょう。