年始の行事運営
年始の関連行事は簡略化される傾向にありますが、職場のコミュニケーション向上や士気高揚の意味合いもあるため、初出式で社長が新年の経営方針や事業計画を発表したり、永年勤続表彰を実施したりするのもよいでしょう。
社外で新年のイベントを行なうのであれば、早めに開催場所を押さえましょう。会場設営の手順などもマニュアル化しておくと役立ちます。
新年の行事を滞りなく開催するためには、事前に関係部署と綿密な打合せをしておくことが肝要です。
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年始回り・賀詞交換会などへの対応
年始の挨拶回りは、取引先などに出向く人と、年始の挨拶を受ける人を決め、出向く人には年賀として持参する品物を配付します。
効率的かつ効果的に年始の挨拶回りを行なうには、取引先を何段階かにランク付けしたうえで、役職の高い者から順に上位ランクの先に出向くことを原則として、手配・スケジュールの調整を図ります。
業界団体・各種組合などが催す新年の名刺交換会・賀詞交換会に出席する場合は、早めに出席者を決め、主催者に連絡しておきましょう。
年始の事務手続き
年末年始の休暇中に届いた郵便物などの文書類を配付する事務があります。
受け取った年賀状は、発送先リストや住所録等と突き合わせ、住所、役職などに変更がないかをチェックします。こちらから出していない先から年賀状を受け取った場合には、速やかに返礼を出すようにします。
先方に届くのが松の内(関東では一般に1月7日とされます)を過ぎそうなものは、「寒中見舞い」とするとよいでしょう。
また、2016年の行事日程・就業に関するカレンダー・七曜表を社員に配付し、これから1年の行事日程や会社休日等の周知徹底を図ることも大切です。
就業カレンダーの配付
自社の営業日や休業日、行事などを周知するため、取引先等に就業カレンダーを配付します。本来は年内に配付すべきものですが、新年の挨拶とともに手渡してもよいでしょう。
文書の整理と保存・廃棄
源泉徴収簿は、源泉徴収票の作成が終了した時点で前年分を閉鎖します。
暦年で区分している他の保存文書についても、すべての処理が終わったことを確認したうえで、法定保存年限や社内規程に従って整理しましょう。