【本書の紹介】
最新 全国調査
『中小企業の「支給相場&制度」完全データ』
A4変型判272ページ 頒価9,250円(税別)
会社の支給相場を網羅した資料集の決定版!各企業の個別の支給実態をリスト形式で掲載!
◆本書の構成◆
【第1章】最新調査「役員報酬・賞与・退職金」の支給データ
【第2章】「役員報酬・賞与・退職金」の相場と合理的な決め方
【第3章】役員報酬・賞与と退職金に関する税務処理Q&A
【第4章】最新調査 中小企業の「従業員退職金」の支給データ
【第5章】最新調査 社内・社外への「慶弔見舞金」の相場
【第6章】最新調査 税理士・弁護士等の顧問料と報酬相場
【第7章】最新調査 高齢社員の待遇&賃金水準データ
【第8章】これからの高齢社員雇用と賃金・評価制度の考え方
月刊「企業実務」の読者企業を対象に日本実業出版社が行った調査では、社員に結婚祝を支給する企業は 97.7% にものぼりました。社員への結婚祝が日本の企業に定着した制度であることがわかります。
支給の方法は大きく分けて、3つ。
・勤続年数や役職にかかわらず一律定額を支給する
・勤続年数によって支給額を変える
・役職によって支給額を変える
「支給する」と答えた企業のうち、「勤続年数によって支給額を変える」企業が 52.6% と最も多く、「一律定額支給」41.7% を上回っています。「役職によって支給額を変える」企業は 2.3% と少数派でした。
結婚祝金の支給相場は3万〜5万円
「一律定額」の場合の支給額の平均は 3万9,683円。最多回答額は 3万円 ですが、5万円 という企業も少なくありませんでした。
なかには30万円をポンとはずむ企業もありますが、平均額や最多回答額をみる限り、会社が支給する結婚祝は、個人でお祝いを包む場合と大きな違いはありません。
一方、「勤続年数によって支給額を変える」企業では、当然ながら勤続年数に応じて支給額が増加します。相場は「満1年」が2万円、「満3年」が3万円、「満5年以上」が5万円でしょう。
傾向として、勤続年数が満5年以上は支給額を同じにする企業が目立ちました。入社5年がたてば一人前扱いされるということでしょうか。
なお、最近は結婚式や披露宴を行わない、あるいは親族のみで会社関係者を呼ばないというケースも増えています。そのためか、「結婚式を行う場合は上乗せする」「披露宴に社長や上司が出席する場合は別途検討する」という企業もありました。
【調査概要】
2014年6月に全国の月刊「企業実務」読者4,000社にアンケート用紙を送付、314社から回答を得ました。調査の詳細は『中小企業の「支給相場&制度」完全データ』に収録しています。