この後の保険料を支払わないで生命保険を継続する方法
最後に、この先は保険料を支払わないで生命保険を継続(変更)する方法を紹介しましょう。
これには、保険期間を変えずに保障額を変更する(「払済保険」に変更する)方法と、保険期間を変えて従前の保障額を維持する(「延長(定期)保険」に変更する)方法の2つがあります。
ただし、払済保険に変更、あるいは延長(定期)保険に変更すると、原則として加入していた生命保険に付けていた特約はなくなります。また、解約返戻金が少ないと変更できない場合もあります。
さらに、加入中の生命保険に特別条件(例えば傷病歴による保険料割増等)が付いている場合なども、払済保険等に変更することができません。
将来に向かって、家計の状況や家族状況等が今後どのように変化するかを見通すことで、保険の見直しの方向が決まります。だからこそ、ライフステージが変わるごとに、保険を見直す必要があるのです。
今こそ、じっくりと保険を見つめ直してみませんか。
そして毎年の年末調整時に、加入している保険内容を確認し、必要に応じて保険契約を見直す習慣をつけましょう。
※それぞれのしくみについて、取扱い方法が異なる場合があります。詳細は加入する保険会社にお問い合わせください。
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