DX推進の3段階
国は、企業がDX推進の具体的な取り組みをできるように、DXを3つの異なる段階「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」「デジタルトランスフォーメーション」に分解しています。
それぞれの意味と具体例を説明します。
- デジタイゼーション(Digitization)とは
- デジタライゼーション(Digitalization)とは
- デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation:DX)とは
業務をデジタル化させること。最も狭義なデジタル化を指します。
例:紙ベースで管理していた顧客リストをデジタル化する
デジタル技術を用いて、仕組みやサービスを進化させること。
デジタル技術の活用により、付加価値を付けることを指します。
例:顧客の購入履歴や購買行動の分析をして、サービスの最適化を図る
会社の文化や組織体制、ビジネスモデルを変革させること。
例:サービスの販売方法をECにすることで、人件費削減と顧客満足度の向上に繋がった
これらは、必ずしも順番に実施を検討するものではありませんが、段階ごとに取り組むことで着実にDXの推進に繋げることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
企業のDX推進には、デジタル技術の知識不足や人材不足などの問題が、数多く指摘されています。
そのため、国からは「DX推進指標」や「DX投資促進税制」などの制度が策定されており、企業のDX推進を後押ししています。
「DX投資促進税制のあらまし」については、『企業実務』11月号で掲載予定となっておりますので、ぜひご覧ください!
『企業実務』の無料本誌は『企業実務』公式HPから、お申込みいただけます。