こんにちは。広報担当です。
今回は、会社の軸となり社員を支える役割を担う、バックオフィスの方に向けたテーマです。
日本の企業のうち「約99%」は中小企業ということご存じでしたか?
しかし、中小企業の管理部門は少人数で管理することが多く「経理・総務・人事・労務」を兼任するため、知識不足や実務の経験不足などがネックになります。
そのネックを補うために実務系の雑誌を購読している場合もありますよね。
そこで、「中小企業の事務部門での実務雑誌」活用事例を5つご紹介したいと思います!
1.「いきなり経理担当に!さらに経理担当は自分ひとり・・・」
突然の事にどう対応したらよいか途方に暮れた10年前・・・。
というのも少人数の中小企業であり、経理担当は一人でした。その方が突然の入院、その後そのまま退職。
私は経験も資格もなく、更に引継ぎもないまま、経理担当を任されました。
会計士、労務士、税理士に聞きまくり毎日を乗り越えてきました。しかし、聞く前に欠かせなかったのが実務誌の閲読でした。
その時期時期でやるべきこと、注意すべきことなど、細かく記載されており年間を通して活用しております。
今では定時前に処理を済ませられミスもほとんどなく、経理という仕事に従事しています。
2.「引継ぎ者が不在の中、新卒で総務部へ」
今から12年前、新卒入社で総務部へ配属されました。
給与計算、社保手続、年末調整など初めて聞く言葉ばかりで戸惑いました。しかも前任の方が退職したあとで直接引継ぎをしてくれる方がおらず、ほとんどを自主学習で仕事を進めました。
そんなとき月刊の実務誌に頼っていました。何のために年末調整をするのか、どのような流れで行うのかというところから説明されており、初心者の私にとってはわかりやすく、理解を深めることができました。
これまで諦めずに一つの会社で頑張ってこれたのも企業実務のおかげだと思います。
3.「経験が浅くても経理・庶務・人事をこなす」
中小企業なので少人数で経理・庶務・人事をこなしています。経験が浅く、親会社から交際費、会議費、福利厚生費について月次決算のたびに指摘がありました。また、先日は従業員の体調が悪く休ませた方がいいかもしれないとのことで、傷病手当について調べていました。
しかしちゃんと実務誌に、迷わない仕訳の記事や傷病手当金のQ&Aがタイムリーに載っていました。これで迷わずに仕訳ができそうです。
4.「定年延長をしたけどうまくいかない・・・」
経理・税務・庶務・労務を少人数で管理しております。
少子高齢化による人材不足により、定年延長を行ってはいるものの、役職定年による「やる気の低下」、「次世代に対する技術の継承」がうまくいかず悩んでいました。
そんなとき購読している実務誌に記事がありました。思い切って記事を参考に試してみたところ、解決策を見出すことができました。
長く解決策を見出せず、シニアと若者の間に壁に立ちはだかっていた難問でした。
5.「最新情報を収集する時間がない・・・ 」
当社の総務部門は、少人数で総務・人事・経理・審査などいろいろ業務をこなさなければならず、論点整理・優先順位付けが極めて重要です。
しかし日々の業務に追われる中、入口部分の情報収集に割ける時間が限られています。
そこで実務誌を頼りに、認識していなかった論点を教えてくれたり、後回しにしていた論点を思い出させてくれたりと大変助かっております。
まとめ
いかがでしたか?
新人からベテランの方まで、実務雑誌で情報収集する場面は意外に多いことがわかります。
とくに中小企業の事務部門では、情報収集と実務知識は密接に関わっています。
情報過多社会のいま、専門書や実務雑誌を活用するなどして、情報の取捨選択と正確性を判断する力を強化していく必要がありますね。